2019年問題を抱えた太陽光発電採用住宅の救世主?テスラ、パワーウォール

家電製品

我が家も太陽光発電のシステムを採用しているだけに2019年問題に巻き込まれた。

妻

なーに?2019年問題って

木霊:こだま
木霊:こだま

簡単に言うと、電気料金が高くなりますよん♪というお知らせ

妻

えー!困る!!

そもそも歪なFIT制度を続けてきたのだから、いつか終わりが来るワケで。

基本的には、太陽光発電システムを家庭に導入するのは、趣味の範疇でというレベルではあるんだよね、未だに。

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太陽光発電→売電

高額で買い取りがなされた「ツケ」は他の家庭に

そもそもFIT制度というのは、将来性の薄い太陽光発電を一気に広めよう!というちょっと意味不明な制度だった。

太陽光発電が凄くイイものならば、普及するのも吝かではない。だが、システムとしては不十分で蓄電池とセットになって始めてその真価を発揮するシロモノである。

また、初期投資の回収が特定条件を満たさないと不可能な設定なのも困りものだな。あれは趣味で導入するレベルのシロモノなんだ。

妻

でも、家にはつけたよね?

木霊:こだま
木霊:こだま

だから、アレは僕の趣味なの!

妻

えー、趣味に300万円も注ぎ込んだの?

木霊:こだま
木霊:こだま

僕の計算通りなら6割くらいは回収できて、上手いこと行けばプラスになる可能性もあるよ?

家計にはプラスになっているでしょ?

妻

……電力会社から振り込みがあるのは、助かるけど

我が家の事情はこんな感じなんだけど、FIT制度が歪なのは電力会社に発電した電力を全量高値で買い取らせることにある。電力会社に余裕があるウチは大丈夫だけれど、余裕が無くなってくると成り立たないんだな。つまり、太陽光発電の普及率が低い状況で無いと運用に無理がある制度なんだ。

そして、その原資をどこに求めたかというと、電気を使っているユーザーに求めている。

簡単に言うと、太陽光発電を採用した家庭に、広く薄く太陽光発電を採用していない家庭からお金を支払わせる構図になっているのだ。

電力買い取りの構図

その正体が 「再生可能エネルギー割賦金」である。

増え続ける再エネ割賦金単価

再エネ割賦金は、太陽光発電をしていない家庭の利用電力が増えれば増えるほど負担額が増える仕組みになっている。 あ、再エネ割賦金は太陽光発電を利用している家庭も支払ってはいるんだが。

ゴウダという再エネ関連のサイトからお借りしてきた図だが、その負担金は年々増加している。

つまり、誰も望まないのに電気料金が高くなっているのである。

この理由の大半は原発が理由も無く停止していることに関連しているのだが、そこを指摘すると原発反対派の方々からお叱りを受けるので、詳しく説明するのはやめておこう。

太陽光発電のシステムが使えなくなるわけでは無いが

ところで、割と高額な初期投資を行って太陽光発電システムを導入した家庭は多くあると思うが、実際に初期投資が回収できた方々はそれほど多くないハズだ。

僕の計算によると、我が家で順調に発電が行われて初期投資が回収できるのは、設置後16年後ということだった。しかしながら、料金体系が変わったことでその前提は崩れてしまっている。まあ、想定されていたことではあるが。

そもそも買取価格が48円/KWhという高額に設定されていたことが異常だったので、現在は24円までに下がっている。

ところが、これは新規契約の場合で、買取価格が高いまま固定されてきた方はどうなるか?というと概ね8円~11円/kWhという金額になる。これまたオドロキの価格だが、電力会社から購入する電力が30円前後であることを考えると、売るだけ損だとも言える。

自家消費への道

そんな訳で、「自宅に蓄電池を!」ということを推進している企業が多い。僕もセールスを受けた。

イメージ

自家消費を行う為には住宅用の蓄電池が必要になる。

京セラ、住宅用蓄電システムを発売 次世代型電池量産へ

2019/10/2 17:09

京セラは2日、次世代型リチウムイオン電池を使った新たな住宅向け蓄電システムを2020年1月に発売すると発表した。材料に新技術を活用し製造コストを抑え、長寿命化と安全性の向上も実現。当面は試作ラインで少量生産し、20年秋に生産ラインを稼働させて本格量産を始める。


「日本経済新聞」より

これは京セラのニュースではあるが、シャープやパナソニックなど様々な会社が各社凌ぎを削っている状況である。

ただ、現行機種の場合は価格帯的には5kwで100万円を超えるようなものが大半で、結構大きな投資になる事は間違い無い上に、メリットがどこまで見出せるか?という点が問題となってくる。

ちなみに、京セラの蓄電池の現行版だと、大容量タイプ12kwのもので見積もり価格は200万円を超えており、発電した電気を積極的に使いましょうという設定にしたとしてどう言うことになるかを簡単に計算してみよう。

あ、我が家の太陽光発電パネルは4kwhの能力がある。

話を単純化するために、電力の価格を20円/kwとし、一日に使われる電力は一般家庭で使われる電力の目安に近い20kwhとする。これを1月30日として計算すると以下のような感じに。

なお、我が家のパネルで実際にどの程度の太陽光発電がなされるかというと、効率から考えて1日辺り10kwh~12kwhということになる。売電価格は8円で計算している。

太陽光パネルナシ売電あり(現状のまま)売電無し(蓄電池採用)
月額
20kWh/日
20円/kw
12,000円12,000-2,400
=9,600円
6,000円
月額
20kWh/日
30円/kw
18,000円18,000-2,400
=15,600円
9,000円
月額
20kWh/日
40円/kw
24,000円24,000-2,400
=21,600円
12,000円

注:あくまでも単純な試算をしているだけなので、各家庭で条件は異なります。

……夢も希望もねーな。以前は、月額1万円程度の売電価格があったので、実質0円なんて月もあったのだけれど。

さておき、現状のまま放置するケースと、蓄電池を採用したケースで比較すると、その差額は3,600円程度なので、年間43,200円、10年間で43万2千円という計算になる。

蓄電池の寿命は概ね15年程度(10年が保証期間)となるので、保証期間中どころか寿命が尽きるまで使ってももとは採れない計算になるね。実際にはもっと色々と条件が重なるのでこの通りとまでは行かないのだが、あくまで参考までに、ということだよ。

下の2つは電気料金が増えた場合の計算だ。

テスラ社が出す予定のシステムが熱い!

とまあ、そんな感じなのだけれど、米テスラ社が日本で発売する予定の蓄電池システムのニュースが飛び込んできた。

米テスラ、家庭用蓄電池で日本本格参入へ 20年春設置

2019/10/15 18:11

米テスラの日本法人テスラモーターズジャパン(東京・港)は15日、日本での家庭用蓄電池の販売、設置を2020年春に始めると発表した。システム価格を100万円以下に抑え、対日本勢で価格競争力を高めた。11月に家庭用太陽光発電の固定価格買い取り制度(FIT)の買い取り期間が終了し、自家消費の需要が高まるとみて、日本市場に本格参入する。

「日本経済新聞」より

13kWhでお値段99万円と、なかなか挑戦的な価格だが、何より注目したいのはその大きさだ。

この薄さで13.5kwhというのだから、既存のメーカーのものとは比較にならないレベルで薄い。

値段もトップクラスに安いとあって、普及してこればかなり有力候補と言えるだろう。

まあ、とはいえ、上に紹介した京セラの商品も、まだ製品化する段階に至っていないとはいえ、なかなかコストダウンに注力した商品である。

日本勢だって負けてはいないとは思うんだけど、どうなることやら。

家庭用蓄電池の強みは、停電対策

さて、家庭用蓄電池を採用した場合、基本的には太陽光発電パネルと組み合わせして、自家発電した電力を自家消費するというスタイルが望ましい。

何故かというと、電気の価格が今後も上がると予想されていて、将来的には50円/kWとかいう時代が来るとされているからだ。

月額2万円も3万円も電気代がかかる時代が来ると、流石に自家消費のほうが効率が良いという事になる。家庭によっては既に「月額2万円払っているよ!」というところもあるかも知れないが。

ともあれ、家庭用蓄電池の価格が更に3割程度下がったうえで、電気料金が値上がりすれば自家消費で初期投資分が改修できるという話になるのだが、そうはいっても故障リスクはあるのでまだメリットが薄いのが現状ではあるが……。数年後にはメリットが上回る状況がやってくるワケだ。

さらに加えていうと、ここの所、停電などの被害が相次いだ日本だが、停電被害の最中に電力が使えるという点はかなり大きな意味がある。蓄電池を導入すれば、停電時での電力使用が可能となるからだ。

浸水被害があった家庭もかなりあったようだが、蓄電池の設置場所は1階でなければならない、というわけでも無い。その辺りも踏まえて薄くなったテスラのシステムはかなり魅力的である。

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